Spread the love

わたしは、30歳の時に

スーツケース一個もって

単身アメリカへ来ました。

 

最初から労働ビザを合法的に

取って、いわば”移民”として

ここで暮らしてきました。

 

最近の日本での”移民”に対する

報道を見て深く心が痛みます。

 

技能実習生という名の元に

日本へ騙すように連れて

来られている多くの

ミャンマーベトナムの人たち。

 

 

私はアメリカ、ニューヨークに

様々な人種の人たちと混ざって

31年間暮らして来ました。

ありとあらゆる国の人がいます。

 

道ですれ違う二十人、

ランダムに見ても

皆それぞれ違う顔をしています。

 

よく移住のプロセスを

訊かれるのですが、私の場合、

最初はH1という労働ビザ

医師や弁護士、教師など

なんらかの専門的な資格が必要な

専門職に就く人に与えられる

ビザを取ってから渡米しました。

 

このビザは特定の”スポンサー”と

言われる雇い主が確かに

この人を雇いたいという意思と

 

diversityなどの約束を

きちんと示して法的な手続きを

しなければなりません。

 

当然、人権を踏みにじるような

労働条件ではそういうビザは

許可がおりないのです。

 

本人の資格と資質を証明する

書類の他に、雇い主になる人が

新聞などに求人広告を出して、

もし他にも応募してくる人が

いれば面接もしなければ

いけません。

 

その上でやはり労働ビザを

取りたい人が誰よりもその仕事に

ふさわしいということが

証明されないと労働ビザは

出してもらえないのです。

 

当時のH1ビザは最初3年

アメリカで働きながら

労働することが許されて

その後希望すればあと2年、

合計5年まで労働・滞在が

許されるというものでした。

 

私の場合はこちらへ来てから

新しい雇用主の元で働きたい

希望が生まれたので、

それからまた lawyer fee

高い弁護士料を払って

新たな労働ビザに切り替えました

 

H1ビザは雇用主がいることで

与えられるので仕事を変わりたい

時には新しくH1ビザを取り直す

必要があるのです。

 

その後新しい雇用主の元で

永住権(グリーンカード)の

申請に入りました。

 

これもまたそのポジションに

就くにふさわしい人材だということ

証明をしなければいけません。

 

H1の時と同じような求人広告の

プロセスも義務づけられているので

時間がかかります。

 

移民として異国で生きていくには

それなりの手続きとそれにかかる

費用と時間が必要です。

 

 

日本に労働力が必要なことが

明白であると同時に、

きちんとした受け入れ準備体制が

整わないまま詐欺のように人を

連れて来ることを続ければ、

益々たくさんの不幸を産みます。

 

私自身は、心から日本の社会が

もっとグローバルになって

いくことを願っています。

 

けれども、人権を尊重しない

今の政権の元では、人々が

極端に安い賃金でこき使われ

心身を傷つけらています。

 

何人であっても

人権を侵害されるような

過酷な条件で、奴隷のように

使われることは、絶対に

許してはいけないと思います。

 

答弁にならない答弁をいい加減に

繰り返す安倍政権は何もせず、

共産党はじめ野党が陣頭に立って

外国人技能実習生が

受けてきた不当な扱いの

聞きとり調査が進んでいます。

 

今の安倍政権下で海外の人々を

迎えなくてはならないことは

長い将来に渡って日本に大きな

禍根を残すことになるでしょう。

日本の国土が海に囲まれていて

 

地理的に島だということは

いつまでも島国根性で生きて

いくことを正当化しません。

 

ましてや戦前の思想をいまだに

引きずるかのごとく

アジアの人々の心身を

傷つけ虐待・抑圧することが

許されていいはずがありません。

 

技能実習生として招くならば

それにふさわしい、しっかりした

技能を習得できるような仕組みと

きちんと労働条件を整える

真摯な努力が必要でしょう。

 

一方で、ひとりひとりが

できる限り無関心でいないこと、

手を差し伸べられるところで

手を差し伸べることも必要です。

 

もしあなたの周りに困っている

海外から来ている人たちや

寂しそうにしている人がいたら

どうぞ声をかけてください。

 

少しでも英語ができる方、

中国語、韓国語、ベトナム語、

その他の言葉が話せる方、

 

どうかあなたの今いる所で

人と人との架け橋になってください。

 

あなたの一言がその人に笑顔を

もたらすかもしれません。

わたしたちはみんな地球の住人。

 

肌の色は違っても

髪の毛の色も違っても

話す言葉が違っても

みんな同じ人間なのです。

 

今の日本は外国人のみならず

人々の人権を守ろうという

姿勢を完全になくしています。

過労死や自殺が増え続ける国です。

 

政治に無関心な人たちが

目を覚まさなければ、本当に

大変なことになってしまいます。