sad alone boundaries

バウンダリー:線引きを妨げる4つの要因

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多くのHSPがこの領域でもう少し

”潔さ”と”たくましさ”を身につけて

いけたらうんと生きやすくなるのが

バウンダリー(境界線・線引き)です。

HSPは、Highly Sensitive Person の

頭文字をとったもので、

『 とても敏感な人 』という意味です。

バウンダリーをはっきりするというのは

人生の様々な場面で『 境界線を設ける 』

『 線引きをする 』ということです。

 

バウンダリーをはっきりすることが

うまくできない背景には

色々な要因があります。

 

今日はその主な4つの要因について

書いていきたいと思います。

1)人と向かい合うのが怖い

2)人に嫌われるのが怖い

3)自分のニーズを表現するのは

わがままなことと感じる

4)自分の感情・ニーズは重要でない

 

1)人と向かい合うのが怖い

*対面は必ずしも対立ではない。

誰かと向かい合って自分の意見や

主張を伝えることは決して

対立や決裂ではありません。

 

ましてこの世の終わりではありません。

 

言いたいことを言ってみたら、

実は何の問題もなく

相手が受け入れてくれることは

よくあります。

 

むしろ相手はそんなあなたを

待っているかもしれません。

 

向かい合うのを避けていると

向かい合うことがどんどん怖くなって

とても難しく感じられます。

 

でも普段からさらっと

自分の言いたいことを

言うことができる人、

大した苦労なく自分の意志を

うまく伝えていますよね?

 

きっとあなたの周りにも

たくさんいると思います。

もしかしたらとても身近なところ、

家族とか兄弟姉妹の中にも

友達にもそういう人きっといますね?

 

その人たちは嫌われていますか?

 

なんだか楽そうに生きていませんか?

 

言いたいことを

さらっと伝え合える人たちは

むしろ仲がいいのです。

 

『 向かい合う 』ということは

決して決裂でも断絶でもないのです。

 

この分野に極端な苦手意識がある人は

空手や合気道、ボクシングなどの

マーシャルアーツ、

格闘技をやってみるのも

いいかもしれません。

多くのHSPは対立や

少しの心地悪さを

避けようとするあまりに、

実は恐れるべき理由がないのに、

必要以上に

コミュニケーションを遅らせたり、

避けたりする傾向があります。

 

けれど、コミュニケーション能力は

だれしもトレーニングで身につけて

いくことのできるものです。

 

 

 

2)人に嫌われるのが怖い

*拒絶・断絶・批判されるのが怖い

『 ​​こんなことを言ったら嫌われる 

という思い込みはすべて私たちの

頭の中で起きていることです。

 

あなた自身が作り出した

勝手な解釈なのです。

 

普段なかなか自分の意見を

言わない人というのは

周りの人からみると、

結構、他の人にはわかりづらくて

『 気を使わなくちゃいけない人 』

になってしまうこともあります。

 

そのために

『 面倒臭い人 』になって

しまうこともあります。

 

好みがはっきりしていて

考えていることをはっきり言えて、

『 わかりやすい人 』は

付き合いやすくて、

重たくないのです。

 

言いたいことを我慢して

少しずつ溜め込んでしまうと

一気に吐き出す時に

大爆発を起こすこともあります。

 

自分の意見を言うのが苦手と

感じる人ほど、小出しにして、

自分にも人にも苦にならないくらいの

頻度でさらっと伝えるのがいいのです。

 

言いたいことを言うのが苦手と

感じている人は、溜めてしまうと

重量感も深刻度も増して

あなた自身が辛くなるのを

きっともう

何度も体験していると思います。

 

3)自分のニーズや

感じていることを表現するのは

わがままなことと感じる。

 

つまり、

*罪の意識を感じる。

*ギルティーに感じる。

 

そんな傾向はありませんか?

 

こんなことを言うのは

自分勝手なんじゃないか、

みんな我慢してるんじゃないか、

と深読みをしてしまうのも

線引き(バウンダリー)

弱い人の傾向です。

 

私たちはみんなもっと

自分の優先順位をあげて、

ある意味、『 わがまま 』に

なった方がいいのです。

 

ただ、表現した後にそれがすべて

聞き入れられるわけではないことも

認識しておきましょう。

 

他の人の意見が優先されることも

あるし、あなたの意見が通ることも

あります。いずれにしてもお互いの

理解が深まっていきます。

 

あなたに他の人の意見も聞いて、

『 あ、それもいいかも 』と思う

心の余裕があれば、

あなたはわがままを言っている

わけではありません。

 

『 あ、そういう見方もあるんだ 』

『 あ、そういう考え方もあるんだ 』

『 あ、そういうやり方もあるんだ 』

 

そういう気づきがお互いに

深まっていくことで、

どんな人間関係も豊かになっていきます。

 

必要なのはまず表現してみること。

 

コミュニケーションを

取ってみようとする

その態度と実際の行動です。

 

コミュニケーションを取っている

人たちがお互いのニーズを

満たそうとするところに接点や

解決策をみつけていくからこそ、

信頼も生まれ、人間関係が豊かに

なっていくのです。

 

一方的にいつもどちらかのニーズ

ばかりが満たされている場合、

それは健全な関係ではありません。

 

もしもあなたのニーズを表現している

にも関わらず、いつも満たされない

関係にいたら、それは友人関係でも

職場の関係でも去った方がいいでしょう。

 

4)自分の感情やニーズは重要でない

本当は満たされていない自分のニーズが

そこにあるのに、ないふりをしてしまう

こともよくあります。

 

特に子供の頃、自分のニーズに

注意を払ったり振り向いたり

してもらえなかったことが続くと

次第に私たちは自分のニーズを

表現しなくなってしまいます。

 

そして、親という絶対の存在は、

幼少期のこどもにとって

とても大きな

逆らうことのできない存在です。

 

その親は私たちの命の綱を

握っているので、わたしたちに

とって絶対の存在なのです。

 

怒りをぶつけることができない

こどもはその怒りを自分の内側へ

向けます。これが溜まっていくと

将来のうつの要因にもなります。

 

大人になった私たちにできることは

自分の満たされていないニーズを

まっすぐ見つめて認めて、

そのニーズは大切なものだという

リフレーミングをしていくことです。

 

今までの ”自分のニーズは重要でない”

という、偽りの思い込みや信じ込みを

根気よく塗り替えていくのです。

 

長いこと自分のニーズを

否認(ディナイアル)してきた場合、

自分のニーズがあることさえ

感じられなくなっていることがあります。

 

その場合は自分にもニーズが

あるということを認めて、

それは粗末にしていいものではなく、

きちんと表現していいのだということを

学習し直してトレーニングし直す

必要があります。

 

*最後にバウンダリーが健全なでない

ことに気がついて変わろうと思っても、

急に一人で立ち向かうことは

避けた方がいい場合もあるので、

ここに書いておきます。

 

それは『 ​​​​身の危険がある場合 』です。

DVなど実際に身の安全を脅かす

ような恐れるべき理由がある場合

ひとりで突然相手に自分のニーズを

伝えようとしたり、向き合うのは

とても危険です。

*この場合には不用意に相手と

向かい合ってはいけません。

まず専門家に相談して、

身の安全を確保しましょう。

シェルターなど安全に身を

守れる場所もあります。

先に自分を守れるサポート

体制を確保しましょう。

バウンダリーが弱いとどうなるの?